2011/08/09

SuperfetchとFancyCache (beta version 0.6.2)

Windows7のSuperfetchはメモリ容量がそれなりにあれば無効化しないほうがいい、という記事はあるものの実測データってあんまりないような気がしたので。
SuperfetchやFancyCacheの効果はPCの環境によって変わる可能性があるので数値はあくまで参考程度にご覧ください。


計測環境
RAM : 5 GB
HDD : HTS545016B9A300


1. Windows起動時間
SuperfetchとFancyCacheを併用、Superfetchのみ、両方無効の3パターンの起動時間をSolutoで計測。

併用 = 0:58 min
Superfetchのみ    = 1:07 min
なし    = 2:08 min


すみません、Superfetchなめてました。
HDDが遅いせいもあってか効果絶大。
FancyCacheの効果もある程度あるようです。


2.  アプリケーション起動時間
レジストリキーEnableSuperfetchを2(ブート)、3(アプリケーション + ブート)にFancyCacheの有無を組み合わせて、起動速度計測器 v0.10を使用して計測。
測定アプリケーションはFirefox、Thunderbird、Jane Styleの3つ。
EnableSuperfetchを3に変更後は再起動、対象アプリケーションのみを起動を3回繰り返したあと測定。
測定値はいずれも起動後の最初の起動時間の値。
ちなみに3回平均。

EnableSuperfetch 2
Jane2ch.exe    2.791秒
firefox.exe    9.194秒
thunderbird.exe    5.419秒


EnableSuperfetch 2 + FancyCache
Jane2ch.exe    2.871秒
firefox.exe    9.651秒
thunderbird.exe    5.314秒


EnableSuperfetch 3
Jane2ch.exe    1.154秒
firefox.exe    11.445秒
thunderbird.exe    2.792秒


EnableSuperfetch 3 + FancyCache
Jane2ch.exe    0.977秒
firefox.exe    11.445秒
thunderbird.exe    2.709秒


FancyCacheは誤差範囲だと思われる。
Superfetchはアプリケーションによって結果が分かれた。
EnableSuperfetch 3を2に戻すと時間が元に戻ることも確認済み。
ほぼ毎回使うFirefoxが2秒遅くなるのは痛いな。
ゲームなど大量のファイルを読み込む場合はまた違った結果になるのかもしれない。
起動時間計るなら常用するMicrosoft Officeとかにすればよかったと、Jane Styleの起動時間を計った後で後悔。


この環境ではSuperfetchは有効で問題ないと思う。
FancyCacheも使うことにする。

SSD環境の人はそもそもランダム性能が高いうえに、FancyCacheで書き込みを最低限に抑える効果に期待なんかもあると思うのでこの結果は参考にならないと思われます。

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