2011/05/14

Windows XPとWindows 7 消費電力比較

Windows 7を一時だけ入れてみたのでXPとの消費電力を比べてみた(Idleのみ)。

CPU : Core 2 Duo E8500
M/B : ASUS P5Q-E
EIST : Disable, C1E : Disable, C-STATE Tech : Enable
ともにDS3RMon設定 : 266.6 x 6 = 1.6 GHz, 0.8 V
ワットチェッカーにて計測

Windows XP
Idle 67~71 W

Windows 7
Idle 67~68 W

結論
大して変わらない。

Windows 7ではインストール直後は70 WだったもののCore Parkingの設定やら各種設定をしていたら67 Wに低下した。Core Parkingを設定後、リソースモニターでIdle時に片コアが保留状態になっていることを確認。保留状態になったとしても、そもそもアイドル状態なためCore Parkingで-3 Wとなったかは要検証。

追記その1
岩田 雅樹さんより直接ご指摘を頂き、上記環境ではCore Parkingの効果は薄い模様。

C-StateはともにC6まで対応(XPはSP3から対応)しているので、C-Stateの状態はOSによる違わないはず。P5Q-EでC6まで機能しているかは不明だけど。C-Stateを有効にしてからというものの、DS3RMonの表示を見ているとやけにBUSがふらついている。しかも設定したものよりも低い値をふらふらしている。値もOSごとに異なった。C-StateやP-Stateの挙動が違ったりするのかね。

追記その2
BUSのふらつきはしばらくして収まった。原因は不明のまま。


Windows XP
BUS : 240 MHz前後

Windows 7
BUS : 200 MHz前後

Windows 7ではXPに比べ消費電力が増えることは手元の環境ではない。
Windows 7、XPともに設定をいじっているのでデフォルトでの消費電力と異なる可能性あり。

1 件のコメント:

  1. 申し訳ございません、せっかくコメントをいただいていたのに気づかずにいました。
    Core Parking に関しては当方の blog でも触れていますが、
    1. CPU の利用状況から割り当てるコアを変える (Hyper-Threading 有効時には既定で有効 → これは CPU の有効利用のため)
    2. 余裕のあるコアを保留状態に変更
    3. Idle 状態にあるコアをより深い C-State へ移行
    という流れになります。問題は、Core 2 Duo を利用していること、C1E が Disabled になっていることでしょう。
    当方の環境のように、物理コア数が 4 を超えている、C1E が有効になっている環境ではコアを Idle (Deep C1E) 状態に移行させることに意味があります。しかし、Core 2 Duo (物理コア 2個) では割り込みなどで C1E State への移行が妨げられることがあるかと思います。
    Deep C1E State への移行、復帰には 200ms 程度かかることもあり、Core 2 Duo, C1E Disabled では大きな差を確認することは難しいかも知れません。もちろん Windows XP においてもベンダー提供のドライバーを用いることで C1E State を利用することは可能ですが、Core Parking が生きるのは多数のコアを利用している環境下で必要に応じたコアを利用するところにあります。
    BIOS の設定は基本的には絶対のものですから、C1E Disabled では消費電力に差が生じない可能性はあります。
    余談ですが、当方の環境ではあまりにも低消費電力になると電源からノイズ音が生じるため、Processor Power Management -> Processor Idle Disabled を利用して Core Parking が働いてもコアを C1E State に落とさないように設定しています。(本来なら電源を交換するべきなのでしょうが)
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。岩田

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